2016/05/21にMOVIX仙台にて映画「殿、利息でござる!」を観てきました。
youtube"映画『殿、利息でござる!』予告編"(大画面で観たい方はこちらへ)
映画のタイトルから「商人がにやにやしながら殿様に『殿、利息の取り立てに参りました』と追い詰める映画かな?」と想像していたのですが、実際にはそんなシーンはありません。ネタバレになりますが、殿に千両貸しつけたらストーリーとしてはほぼ終了です。
また、↑の動画ではドタバタコメディっぽい映画に見えますが、実際は(随所に笑えるところはありますが)シリアスで感動できるお話です。これもネタバレになりますが、物語の一番最後に時代が変わるシーンはすごく良かったです。
また映画の冒頭に出てくる物語のキーマンは中盤と最後にも出てくるのですが、この演出はよくできてるなーと感心しました。
そしてお金が絡むと人間の汚いところがあらわになるのが面白い。誰が誰よりいくら払ったとかで揉めて、一番清らかな人が、メンツを気にする人に責められたりするんですよ。
そしてこの映画が封切られる前から話題になっていた殿様は、作品中では風の様に現れて、言いたいこと言ったら風の様に去っていきます。おおらかさと自由奔放さがよく表現できていて良かったです。
そういえば今作を観る前に最後に見た映画は天地明察だったのですが、私は「若手俳優が町人役で奔走する、殺陣のない時代劇」が好きなんだなーとふと思いました。